長崎県で活動をされている濱端弘太(はまばたこうた)さんの個展が始まりました。
残念ながら在廊はできませんが、1点1点丁寧に作り上げられた作品が益子に届きました。
チェリー、クリ、メープル、ウォールナットなど、実にさまざまな木が使われています。



一枚の板を削り出して制作する刳物で制作した盆、大小の皿、カトラリーなどを主にオイルと漆で仕上げたものが中心です。
作品の仕上げ方としては他に、鉄釘を酢に漬けて作った液で木を染める鉄染や、アンモニアの気体を木に含まれるタンニンと反応させて着色するアンモニア燻蒸という方法も用いています。




『 作品に人の手が作ったという手の気配を少しでも残すよう気をつけて制作しています。
寸分違わないものがどうしても冷たく見えてしまう性格なので、一見華美に見える花の形でも目を凝らして見ると対称でないところや少しの揺らぎがあるほうが人の手に馴染みやすいものになるのではないかと思っています。 』



『 今回は定番となっている花皿や、これまで展覧会には数回しか並べてこなかったものも出品致します。
定番を少しアレンジしたものも出品致しますので新しい発見としてお楽しみいただければ幸いです。 』

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濱端弘太 展
陶人のタブル
2021年10月23日(土曜日) から 10月28日(木曜日)
10時から18時(最終日は17時まで)
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