3月13日より、益子で作陶をされている吉澤直樹さん・遠藤薫さんご夫妻の個展が始まっています。

吉澤直樹さんは粉引・磁器・天然灰を使った釉薬による食器を中心に出展しています。

直樹さんは料理が映える器作りを第一に心掛けているそうです。
その表現手段として、皹(ヒビ)や貫入と言った自然現象を装飾として取り入れています。
自己の感性と自然による偶発性との融合に、焼き物ならではの表現の面白さを感じています。




薫さんは焼〆の花器・鉢・カップに加え、線刻文のお皿など、こちらも焼き物の風合いを楽しめる作品が並びました。





器は食卓を彩り、日々使うための器です。
お二人は、料理が盛られた時に初めて器が完成するように計算し、余白を残して作っています。
器を完成させられるのは器を使う人なので、自分たちが作った器をどのように完成してくれるのか、そんな事を考えながら作陶されています。
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吉澤直樹・遠藤薫 二人展
城内坂店 : ギャラリー M’s
開催期間:2021年3月13日(土) から 3月31日(水)
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